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2006年8月24日 (木)

博士10倍増・創作特許100倍増計画

 来年から団塊世代の大量退職が始まる。これらの人たちが来年以降にそれぞれ仕事やボランティアなどに励むことができればよいのだか、そんな状況下にはない。多くの人たちが、退職後はチンタラ生活に成り下がるであろう。そうなれば,痴呆症(認知症)の大量発生となる。痴呆症の場合、寝たきりなどに比べて、家族などに大いなる手間と費用がかかる。なにせ、24時間中見張っていないと何をするか分からない。
 例えば痴呆症・軽度の症状は次のようになる(軽度や中度の方が重度よりも大変)。夜中の不特定時間に起きだす。コーヒーを飲もうとしてガスに点火する。「あっそうだ、ベランダの花に水を」とベランダの水道の栓をひねる。オシツコが出そうだとトイレに駆け込む。トイレから出てくると、前のことは忘れて、また眠る。そうすると、ガスの火は燃え続け、ベランダの水は出っ放しとなる。このように痴呆症・軽度では、見張っていないと、大変危険で困ることが続発する。
 それで、痴呆症を防ぐ国家計画として「博士10倍増・創作特許100倍増計画」を打ち出すのである。多くの人たちの関心があり、日常的にかかわりの深い食品・料理分野が最適であると思われるので、とりあえずこの分野の計画例を無能な政治家に代わり策定してみた。
 日本料理大学なるものを創設する。そこには、日本料理科、中華料理科、フランス料理科、アフリカ料理科などの他に、A級グルメ科やB級グルメ科などがある。学部の他に、大学院もある。大学院まで進む人たちは、論文を提出して博士になるか、料理を創作して特許を取るなどの道を用意しておく。もちろん、後者は学部卒業生でも可能としておく。博士も「簡易博士」、特許も「簡易特許」とすればよい。この特許は国内限定で、有効期限も5年程度でよい。以下、簡単な例を示しておく
●博士論文の例示
 ◎ カツ丼のおいしさに資する卵黄の幾何学的研究(日本料理科)
 ◎ タクアンとご飯の相性のよさに関する心理学的研究(日本料理科)
 ◎ 新潟県民のブリ刺身に寄せる郷愁、その歴史的変遷とベクトル(日本料理科)
 ◎ キムチタクアンの追求、そのスピリチュアル的おいしさと製法(多国籍料理科)
 ◎ 47都道府県の人気ラーメンと都道府県民性の位相学的研究(B級グルメ科)
 ◎ アフリカにおけるフランス料理受容度とフランス文化の相関分析(A級グルメ科)
 ◎ 山瀬まみと宇治金時イチゴミルクかき氷の探求(ミーハー・グルメ科)
●創作料理の簡易特許の例示
 ◎ ミルク金時アイスコーヒー(アイスコーヒーの上にカキ氷がのっており、そのカキ氷
  が練乳・アンコかけとなっている)
 ◎ スイカ・魚介丼(スイカを半分に切り、その中心部の一画をくりぬき、そこに魚介類
  をのせたご飯をつめる。魚介類はマグロ赤みとアジをたたいたものなど。そして、十
  分に冷やしたものをスイカと一緒に食べる。一部くりぬいたスイカは小さく切って、
  少し凍らせて、それをご飯にのせる。)
 ◎ 納豆の糸のテンプラ(特殊な方法で、納豆から大量の糸を作り、それをテンプラにす
  る)
 ◎ 鯛焼き風鉄板はさみ焼き(鯛焼きのように鉄板にはさんで焼く。中は、餃子のアン、
  豚肉ミンチなど。皮の部分も、小エビを入れたり、ナッツを入れたりと工夫する。)
 ――― ――― ――― ――― ――― ―――
 博士論文はインターネットで誰でもがアクセスできるような環境を作っておく。創作料理は、展示即売会や料理方法見学・試食会などで百貨店などの協力を得て随時実施すればよい。
 もちろん大学であるから、学生は学割が利用できる。学割が利用できれば、これらの人たちの活動範囲は広がり、それらがもたらす消費額は多大な金額となろう。ついでにいうならば、焼き鳥店、スナック、喫茶店なども学割が利用できるようになっている方がよい。
 私は、高齢者対象のさまざまな大学や専門学校がある場合が、ない場合よりも、社会・経済にとってはるかに有益であると思う。それゆえ、上記の大学は食品・料理分野以外に広げた方がよい。私自身も、学割を期待して何時の日か、料理大学ミーハー・グルメ科で学んでみたいと思います。

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2006年8月 4日 (金)

プール事故と設計ミス

 埼玉県ふじみ野市の市営プールで女子児童が吸水口に吸い込まれて死亡するという痛ましい事故が発生した。この事故の原因として、マスコミなどはプールの管理運営に問題があったと指摘している。例えば「ボルトやネジで固定する金網が針金で留められていた」、「監視員がアルバイトであった」、「監視員に吸い込み口の危険性が知らされていなかった」などが原因であると指摘している。
 しかし、真の原因はプールの設計ミスにある。責任を第一に負わなければならないのはプールの設計者、あるいはプールの製造業者である。プールの管理会社や管理者の責任はその次である。
 問題のプールは「水流が常時流れているプール」である。その吸水口では、強い力で水を吸い込んでいる。しかも、そのプールの主な利用者は児童や幼児なのである。このような状況下では、プールはfail-safe(間違っても安全な、絶対安全な)で設計しなければならないのである。
 吸水口の金網やそのボルトなどは、腐食したり、破れたりするということを前提としなければならない。プールの水には、消毒のため塩素などが投入されているし、入水者からの排出物(汗やオシッコなど)も含まれているのである。しかも、強い力が常時かかっているのである。このような水中にある金網やそのボルトなどが絶対に故障・破損しないと想定すること自体が誤り、設計ミスなのである。故障・破損するという前提に立って、なおかつ安全性を追求しなければならないのである。つまりfail-safeの考えである。この場合、内側にもうひとつ金網を設定するだけで事故を防げたはずである。
 どうして、こんな単純なことに設計者は気が付かないのであろうか。わが国の設計者から、信頼性工学的発想が失われているのであろうか。月面到達へのアポロ計画時代を想起されたい。この時代には、ナイン・ナイン、イレブン・ナインという言葉が盛んに使われていた。これは信頼度(失敗しない確率)が99.9999・・・%と、9が9個、あるいは11個続くことを表わしている。
 上記の流れるプールの信頼度はせいぜい99%程度であろう。これでは、安全面からは不適なのである。構造が単純で、しかも子供の利用が多いプールの信頼度はイレブン・ナイン以上でなければならない。信頼度を99%程度からイレブン・ナインへ向上させるために付加的に必要となるコストは、この場合はそんなに高くはならないはずである。

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