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2007年4月27日 (金)

高額な胃カメラ診断費

 胃カメラによる胃がん検査をしてもらった。血液検査も含めた個人負担は総額で1万1千円余、国民健康保険総額は3万4千円余であった(一部に保険適用外がある)。胃がん検査費としてみると、高額のようである。そのためか、国保による無料健康診断には胃カメラ検査は含まれていない。
 胃がんの検査では、X線よりも胃カメラの方がより正確で便利であるが、後者の方のコストがはるかに高いようである。(私の経験では、大判(通常は小型)のX線の検査費でもそれほど高額ではなかったようである。X線の場合、精密検査となると胃カメラ検査がさらに必要となる。) このためか、国保の健康診断では胃カメラ検査は実施されていない。
 高齢化社会では胃がんの検査を定期的に必要とする人たちが必然的に増加する。このため、早くて正確な胃カメラ検査・診断がもっと広範囲の人たちに利用できることが望ましい。そのためには、国庫補助などにより個人負担・国保負担などの胃カメラ検査費用をもっと低額にしなければならない。関係当局の検討を望む。

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2007年4月21日 (土)

また選挙かよ、選挙改革を進めよ

 この日曜日22日に世田谷区議会議員・区長選挙が行われる。2週間前に東京都知事選挙があったばかりである。投票者の負担も考えてほしい。その上に、今年の夏にはもう1回選挙があるのである。
 都知事選挙と区議会議員などの選挙は同時にできたはずである。投票記入台や投票箱などは工夫すればよい。2回もやることにより、投票者の負担もかかる上に、選挙実施費用も増加する。国や地方政府などは財政事情が厳しいことを認識していないのではないであろうか。このように比較的短期間で実施なければならない選挙はできるだけ1回に統合することを選挙改革として提言したい。
 もうひとつ選挙改革として提言したいことがある。それは、コンピュータの活用である。投票場はほとんどが公立学校であり、それらの学校にはコンピュータが導入されており、しかもインターネット回線に接続されているはずである。だから、コンピュータの端末を用いて投票できるはずである。
 コンピュータの活用による選挙の利点は集計が即時に可能となることである。(もちろん、開票人員の人件費の節約にもなる。) もつともNHKは困るであろう。選挙速報の「東京都知事選挙、開票率ゼロパーセント、石原慎太郎当選確実」などのハナレワザ?ができなくなるから。
 コンピュータの活用による選挙のもうひとつの利点は投票方法に多様性を持たせることができるからである。以下に、多様性の例を述べておく。
 例えば世田谷区議選挙のように定員が多数いる選挙に対して、現在のような一人1票でなくてもよい。複数の定員がいる選挙では、定員の○○分の一まで投票できるようにする。当面は一人2票でもよい。一人1票の制度は手作業時代の制約である。
 ポジティブな選択と同時にネガティブな選択もできるようにする。つまり選びたい候補者に投票するとともに、選びたくない候補者にも投票する。以前の衆議院選挙で、私には投票したい候補者がいない上に、どうしても当選してほしくない候補者がいた。その時に感じたことを「逆引き衆議院選挙」として当ブログで述べた。その要旨を簡単に述べれば次のようになる。選びたい候補者(ポジティブな選択で◎票と呼ぶ)と選びたくない候補者(ネガティブな選択で▲票と呼ぶ)にそれぞれ1票ずつ投票できる。当選するためには、候補者は得票の上位者で、かつ次の要件を満たしていなければならない。
   条件1:◎票が有効投票数のX%以上である。
   条件2:▲票が有効投票数のY%以下である。
 無党派層の中には、私のように、投票したい候補者がいないが当選してほしくない候補者はいるという場合が多いと思う。▲票が多くなり、当選者数が定員よりも少なくなってもよい。その場合は議員の人件費の節減にもなる。

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2007年4月15日 (日)

政冷経熱から政熱経冷へ

 中国の温首相が3日間の訪日の旅を終えて帰国した。この訪日や今秋の安倍総理の訪中などを契機にして日中間の政治は「政冷から政熱」へと向かうであろう。両国の政府において協調・協力への意欲が強く、またその方向に向かうことによるメリットが大きいからである。問題は経済面である。
 中国の発展、すなわち経済力の向上は日中間の経済関係に大きな変化をもたらすであろう。これまでの中国は、日本の生産・販売・技術などの導入に重点が置かれていた。このため、日中間では垂直分業的な面が強かった。これにより、日本企業は多大の利益を享受できた。この場合、中国企業の日本企業に対する関係は「従」である。中国経済の発展は、この垂直分業を水平分業へと転化させる推進力となるであろう。水平分業は中国企業が「従」を抜け出し、日本企業とイコールパートナーとなることであるから、この転化期にはさまざまな摩擦が発生し、それが「経冷」をもたらすであろう。
 それでも中国経済が当面の好況を維持している間は「経熱」が続くであろう。この好況はまもなく停止するのではないであろうか。私は、来年夏の北京五輪の前、おそらく5月か6月頃を境に中国経済は停滞へ向かうと予想している。日本経済、特に私が属していた家電業界は、昭和39年10月の東京五輪を迎える直前に失速した。例えばテレビの販売は7月以降には大きく落ち込んだ。おそらく中国でも同じようなことが起こるであろう。
 このため、早ければ来年夏以前に日中間の「経冷」がみられるであろう。もちろん、この「経冷」は一時的なものである。しかし、より長い目でみれば「経冷」は必然的なものといえよう。この「経冷」は両国経済が真のイコールパートナーとなるために避けては通れない道であろう。

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2007年4月 1日 (日)

将棋ソフトと今後の将棋

 将棋ソフトの「ボナンザ」が渡辺竜王と対戦し、かなり善戦したという。このソフトの実力はアマ6段、プロ初段程度であるという。しかし、このソフトがパソコン用であるということを見逃してはならない。もし、スパコン用であったらどうであろうか。チエスのように、スパコン相手なら将棋の一流プロ、あるいはトッププロも負けるのではないであろうか。過去の当ブログ(06年2月25日、同7月1日)でも将棋ソフトにふれた。今回も「電脳に負けそうな頭脳ゲーム」について述べてみたい。
 もう何年かすると、将棋ソフトの方が一流のプロよりも強くなるということを認めなければならないであろう。そうなることを前提に考えてみたい。
 アマチュアやプロで将棋に強くなりたいと思う者は将棋ソフトで勉強することになる。ソフトの方も、一局終了毎に「検討」できるようになっている。この「検討」画面では、ソフトが手順を再生し、打ち手(人間)の悪手毎にチカチカし、そこをクリックすると「大悪手です。この手では、2二角成です。」などとコンピュータが教えてくれる。打ち手の良い手にも別の色でチカチカし、「かなり良い手です。でも、4八銀の方がベストです。」などとコンピュータからオホメの言葉が出てくる。最後に、打ち手の実力診断も行われ、「アマチュア3段程度です。さらにガンバリましよう。」などと画面に表示されるようになる。
 こうなると、プロ棋士はオケイコ将棋の収入が激減するであろう。女流プロ棋士はどうするのであろうか。テレビのクイズ番組などで、「無能」や「能天気」がウリのタレントもいるから、何人かの女流棋士はその線を追及することになるのであろうか。テレビの「将棋ソフト選手権」に特別枠で参加し、ポコポコ負ける役回りとなる。
 そして、最大の影響はプロ棋士の存在とタイトル戦の存続に及ぶであろう。新聞の将棋面は将棋ソフト面に変わるかもしれない。
 上記のような悲しい未来を迎えないためには将棋の変革が必要である。最も簡単な変革は、以前の当ブログでも書いたように、将棋の駒に着色することである。駒毎に色を変え、例えば王将は金色、飛車は青色、香車は茶色などとする。(電脳の弱点は直観や図形処理にある。) 駒に着色することにより、人間は棋譜や駒組みを画像情報として高速に処理できる。もちろん、読める手数も格段に増加する。それゆえに画像処理能力に優れた人は、ある局面で、相手の王将の詰みへの手順が一連の画像のように頭に浮かぶ。
 このように着色された将棋は、これまでのそれと一変するであろう。これまでに想像もできないような棋譜ができるであろう。例えば、王将が先頭に立って相手陣に攻めかかる局面や、将棋版の真ん中(囲碁でいう天元)を真っ先に占めようとする局面が表われる。それは、将棋というゲームがより高度化した証である。

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